三次元画像計測を用いた生体計測
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准教授 青木 広宙氏
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三
次元画像計測技術の発展に伴い、FA以外にもITSやエンターテイメントなど様々な分野において三次元情報の利用が始まっている。本講演では、三次元画像
計測の原理や最近の技術動向について説明し、講演者がこれまでに取り組んできた三次元画像計測の生体計測への応用(非接触生体信号計測、三次元内視鏡、疑
似力触覚など)について紹介する。.
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顔画像の 解析・合成技術 |
千葉大学大学院 融合科学研究科 工学部情報画像学科 兼務
准教授 津村 徳道氏
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我
々は,メラニン色素とヘモグロビン色素を考慮した物理特性と皮膚生理に基づく画像処理による電子化粧手法を開発してきた.まず,顔における陰影の影響の分
離を,簡単な色空間におけるベクトル解析による逆照明手法により実現している.陰影の除去された画像は,我々により提案された独立成分分析を用いた色素成
分分離法により,ヘモグロビン成分とメラニン成分に分離された後,処理される.腕における紫外線照射とニコチン酸メチルの塗布の実験結果より,提案した陰
影除去にもとづく色素成分分離法の皮膚生理学的妥当性と有効性が確認されている.また,分離された各成分を変化させて合成することにより様々な顔色を合成
することができる. |
RGBカメラを用いた非接触血行動態イメージング |
東京農工大学 大学院工学研究院 生物システム応用科学府(BASE)
准教授 西舘 泉氏
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拡
散反射分光法(Diffuse reflectance spectroscopy,
DRS)を利用した計測では、丸ごとの生体や生きた細胞組織から得られる吸光・光散乱スペクトル情報を解析することで生体機能を非接触的に評価することが
できる。中でも、可視域の定常白色光源とRGBカラーカメラを用いた拡散光イメージングは比較的簡易・安価な計測システムで実現可能であり、特に医療現場
において様々な応用が期待できる。本講演ではRGBカラーカメラを用いた生体内の血中ヘモグロビン色素の動態観察と機能イメージングへの応用について、我
々の研究を中心に紹介する。。 |
人の検出,追跡,姿勢推定技術の産業応用展開について |
准教授 青木 義満氏
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近
年,画像処理技術やコンピュータビジョン技術の進歩により,人間を検知して状況や行動を認識する対人間の画像認識・理解技術への注目が集まっている.本講
演では,視覚センサの情報から,実環境中において人間を検出,追跡,認識するヒューマンセンシング技術について,様々な事例展開を交えて説明する.人のア
ピアランスが持つ共通の特徴とばらつきを,統計的モデリングによって事前知識として表現し,画像認識に活用する手法,更に,最近注目を集めている,姿勢推
定技術や人物行動認識技術について,研究事例をあげて解説する.
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